説明

【清らかで可憐。クォーツの中にそよぐ植物模様が美しいデンドリティッククォーツ】

小さいデンドリティッククォーツも、もちろん可愛いし、ジュエリーにするには小ぶりの方が良いのだけれど。なるべく小さいルースを選ぶようにしているのだけれど。それでもやはり気になってしまうのが、大粒デンドリティッククォーツ。特に質の良い透明でうるうるした水晶の中に、スノードームのような景色を宿すダイナミックなルースは一際美しく、何にするのかわからないまま、その魅力に抗えずに連れて帰ってしまうのです。

柔らかく生い茂る植物のような模様をもつデンドリティッククォーツ。向こう側の景色をふんわり透かす透明なクォーツの中で、生命力あふれるインクルージョンがいきいきと輝いています。柔らかい曲線で構成されたシェイプが、クォーツのもつパキッとした印象を和らげ、少し抜け感のある可愛さを添えています。緻密に折り重なるインクルージョンは、程よいバランスで配置され、風になびく大樹の枝のよう。あえてシンプルな色味を中心にセレクトし、飽きのこない奥深さで、上質な繊細さを持ち合わせる個性的なルースです。

「デンドリ」という言葉のルーツはギリシャ語の「樹形」から来ています。「ティック」とは「シネマティック」「ロマンティック」などの外来語でもお馴染みの「〜のような」を示す接尾語。「デンドリティッククォーツ」とは、まるで植物のような模様を内包したクォーツ（水晶）という意味です。その名の通り、まるで植物をそのまま閉じ込めてしまったような内包物は、見れば見るほど繊細。葉や枝に生えるうぶ毛まで再現されているかのような緻密さで、見れば見るほど不思議で可愛らしくも思えます。人間のいない植物の楽園で、静謐な空気感すらも再現したリアルな風景画を思わせます。

デンドリティッククォーツのようにインクルージョンが多い石は、傷やクラックも多く、あまり質の良さを感じさせない磨き上がりになります。ところが、ツーソンで出会った、少しシャイな石屋さんが持っていたデンドリティッククォーツは、つやつやと潤んだような質感が美しいルースばかり！聞けば上質なクォーツの産地、ブラジルからの直送で研磨もとても丁寧。全体的に可愛らしい雰囲気ながらも上質感を漂わせているのは、手間をかけたカットと研磨を施されているからなのです。

さて、この麗しい大ぶりデンドリティッククォーツ、どうしたらいいのかしら？大きめジュエリーが得意な作家さんの手に委ねても良いですし、いっそルースのまま景色を楽しむのも良し。額に入れてインテリアとして眺めるのも良し。意外にいろいろな楽しみ方がありそうです。

重さ：22.0ct
サイズ
縦：約15.9mm
横：約21.9mm
高さ：約7.0mm

↓ご購入前に必ずお読みください。↓
・お客様がお使いのディスプレイによって色や質感が実物と違って見える場合があります。
・イメージ違いによる返品・交換には応じません。
・天然石の特性上、内包物やひび割れが目立つ場合がありますが、天然であるが故の風合いとしてお楽しみください。
・強い衝撃を加えると割れたり欠けたりすることがあります。
・経年変化で石の色や風合いが変わることがあります。
・当店では複数店舗で在庫を共有しており、ご注文頂いた商品が欠品となる場合もございます。予めご了承ください。

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