説明

【印象的な藤色の背景に映える桜の花のようなインクルージョンを持つダブレット】

真っ青な空を背景に咲き誇る桜のような情景を閉じ込めたクォーツxリーフメノウのダブレットストーン。冬が終わり、暖かい春を迎える頃から気になりだしてしまう、大好きな組み合わせのダブレットです。今回の入荷はマーキスカットの表面にチェスカットが施されたシャープなルース。桜の花にも見えるインクルージョンが可憐で美しく、シンプルな藤色の背景にとてもよく映えています。

ダブレットって何？オパールなどの偽物を作る技術じゃないの？と思う方もいるかもしれません。まるむ商会では「異なる特徴を持つ石を張り合わせ、お互いの良さを高いレベルで引き出す技術」と定義しています。

ダブレット制作は絵画や風景、幾何学模様を連想させる石のセレクトから始まります。山ほどある原石からどのように模様を削り出すか。石取りと呼ばれる工程で様々に検討し、ここだ！という部分を薄い板状にカットします。その後、透明度の高いクォーツやルチルクォーツと接着し、カットと磨きを施します。クォーツの磨きが悪いと美しい模様が引き立たないので、磨きはダブレットストーンの完成度を左右する大事な工程と言えます。経験豊かな職人さんの丁寧かつ高いカット技術があるからこそ、クォリティの高いダブレットを生み出すことができるのです。

まるむ商会で取り扱うダブレットストーンは、原石の選別から仕上げの磨きまで一貫して制作している国内の工場から直接買い付けています。宝石研磨の知識がある店主が全てのルースを直接吟味しています。カットの良し悪し、磨きの精度、形の美しさ、石の色、透明度、石取りの良し悪し全てを考慮し、一番良い状態の物だけを厳選して買い付けています。

このページでご紹介しているクォーツxリーフメノウは、藤色を背景に白いインクルージョンが端の方にアクセントとして少し入っています。余白を活かした日本画のような技法で、落ち着いた中にも華があります。一見侘び寂びの風情ですが、インクルージョン部分を反対側から眺めてみるとその景色が一変します。クォーツの反射によって、白いインクルージョンがダブレットの半分ほどを占めているようにルースに見えるのです。この劇的な変化はまさにダブレットストーンの醍醐味。角度によって静けさもあでやかさも味わえる驚きに胸が弾みます。ジュエリーに仕立てるのも素敵ですが、ルースのまま眺めるのも楽しい魅力的なルースなのです。

※この石を彩る魅力的なブルーカラーは天然の色ではなく、人工的に染めた色。日本国内で長い時間とたくさんの工程を経て慎重に染められているため、褪色や色移りの心配はほとんどありません。

重さ：15.0ct
サイズ
縦：約22.9mm
横：約11.7mm
高さ：約8.7mm

↓ご購入前に必ずお読みください。↓
・お客様がお使いのディスプレイによって色や質感が実物と違って見える場合があります。
・イメージ違いによる返品・交換には応じません。
・天然石の特性上、内包物やひび割れが目立つ場合がありますが、天然であるが故の風合いとしてお楽しみください。
・ダブレットストーンに関して、製法上張り合わせ部分に接着剤由来の気泡が見られることがあります。
・強い衝撃を加えると割れたり欠けたりすることがあります。
・経年変化で石の色や風合いが変わることがあります。

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